フレンドオブエタニティ

一人では生きられない

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RAGNAROK ONLINE 1章

「黒牙」
空牙が黒いマントの騎士を呼ぶ。
「なんだ、空牙。あれが出来たのか?」
「いえ、あれはまだ未完成です。計画の準備の方が整いました」
「ふむ、分かった。指揮は手はず通り奴にまかせる。」
「わかりました、ですが私も同行します。向うのの戦力が全て把握できたわけではないので」
「いいだろう。即刻、計画にかかれ」
「わかりました、では。」
空牙は黒いポータルを出しその場から消えた、残った黒牙はただただ
空を見上げていた。

騎士団首都本部
女性騎士と一般の騎士とは違う鎧を着た騎士が斬り合いをしている。
「たあぁぁ!!」
女性騎士が力強く木刀を横に一閃する。
「甘い」
が、弾かれ喉元に木刀を突きつけられる。
「今の場合横に斬るより突いた方が有効だな。踏み込みも弱い」
「うーん・・」
指摘された女性騎士が考え込む。
「まあ、個人の戦い方、構えによって違う。修練あるのみだ、猫夢」
騎士は木刀を引き女性騎士に手を差し伸べる。
「ありがとうございます。魂魄さん」
猫夢と呼ばれた女性騎士は手を持ち立ち上がって相手の騎士に礼をする。
魂魄妖忌、現在の騎士団長。鎧が一般の騎士と違うのはロードナイトだからである。
ロードナイト、選ばれた者だけがなれる高位な職である。
「同じ騎士団の者を強くするのも僕の仕事だ。それに最近は首都近辺に・・」
「悪魔型のモンスターの首都近辺の出現、首都に住むものなら誰でも知ってますね」
猫夢の言う通りこのところ首都近辺にはモンスターが出現している。おかげで民は首都から出るのに騎士団に護衛を
頼まなければ外に出るのもままならない
「うん、その通りだ。最近はソルジャースケルトンに遭遇したという者もいる」
「そんな奴まで・・。ただ事じゃありませんね」
「教会にも動いてもらうことになっている、じきに煉の所にも連絡が回るんじゃないか?」
そう言った後、魂魄は木刀を置くと歩き出した。
「僕は書類をまとめなければならない、今日は帰ってもいいよ」
「はい、お言葉にあまえます」
魂魄が団長室に入るのを見届けてから猫夢は騎士団をあとにした。
「さて、家に帰るかな・・・」
「あれ?猫夢ちゃん?」
背後から聞きなれた声がしたので振り向いたらそこには法衣を着た女性がいた。
「あ、もしかしてフェリスさん?お久しぶりです」
フェリス=エリシア、プリーストだ。フェリスは手を振りながら猫夢に歩み寄ってきた。
「だねー、前にアルベルタで会った時以来かな?あのんちゃんは元気にしてる?」
「元気過ぎるくらいですよー。良かったら今から家に来ませんか?あのんも喜ぶと思いますよ」
「行きたいのは山々なんだけど、今日は教会に呼ばれて首都まで来たんだ。ちょっと無理かなぁ」
残念そうに笑うフェリス。教会とはプロンテラ大聖堂の事である、プリーストは全員そこに所属している。
「そうですか・・。今はここ、首都の東南に住んでいますから、いつでも来てくださいね」
「うん、また行かせて貰うよ。じゃあ、私は行くね」
「あ、はい。ではまた」
フェリスと別れ猫夢もまっすぐ帰路についた。
「ただいまー」
『おかえりー』
家に着くとあのんと煉が出迎えてくれた。
「ままー、おなかすいたー」
莫耶 あのん、スーパーノービスである。スーパーノービスという職業はまだあまり世間に広まっておらず、かなりの素質がないとなれない。あのんは捨て子で煉と猫夢に拾われたがその時既にスーパーノービス
だったため、どういう経緯でスーパーノービスになったかは不明である。
「はいはい、今から作るね」
「あのん、もう少し待とうな。今日はウイニアさんから首都近辺のモンスターについての情報の知らせが着てたよ」
莫耶 煉、プリースト。色々あって一部の教会の人間には好かれていない。
本人も気にしてはいないので特にこれといって問題はない。
猫夢は料理をしながら、あのんの相手をしながら器用に聞き返す。
「ウイニアさんから?というかまた教会にいかなかったの・・・?」
「面倒だし、嫌われてるみたいだしなー。それよりよくその状態で会話できるな」
苦笑、煉は面倒くさがるとこが悪い所である。
「普通だよ?ちゃんと教会には顔だしてね。で、ウイニアさんはなんて?」
「モンスターの話は行き届いてると思うが、ついに首都の一部にモンスターが入り込んだのが目撃
されたらしい。まあ、冒険者に退治されたようだが」
料理を皿に移し、机に並べながら会話を続ける。
「入り込んだ?防護結界があるからモンスターは入れないはずじゃ?」
町にはモンスターの侵入を防ぐための防護結界がある、エンペリウムを触媒にそれを発生させ町の安全を
保っているのである。
「そこの所は不明。現在調査中、らしい。食事にしようか、あのんが拗ねてる」
「え、あっ。」
猫夢の足下ほっぺを膨らませ三角すわりであのんが拗ねている。
「おなか、すいたー・・・」
「あ、ごめんね!ほ、ほら晩御飯たべようねー?いただきまーす!」
焦る猫夢、拗ねるあのん、少し笑みがこぼれている煉。
一家の幸せな光景、その日はあのんを宥めてから莫耶家は床についた。
首都の外では異形が集団を作りつつあることも知らずに。

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RAGNAROK ONLINE

グラストヘイム修道院
「黒牙、御方がお呼びです」
「御方が?分かったすぐに行く」
グラストヘイム王の間
『お呼びでございますか、御方』
真紅の法衣を身に着けた女、藍色の重甲冑の聖騎士、漆黒のマントで身を包んだ騎士
灰色の服の銃使い、茶色マントの魔術師が玉座に座る骨の鎧を纏った魔物に傅いた。
魔物はダークロード、魔族を束ねる王である。
「黒牙、準備は整っているのか?」
ダークロードに呼ばれた漆黒のマントの騎士が一歩前に出る
「未だ、整いつつはありますが。もう少し時間を貰えませんか」
「まだ何かが足りぬのか?」
ダークロードが問いかけると、茶色マントの魔術師が前に出て頭を下げた。
「足りないものはいくつか御座います、急がせますので。それより御方、封印が解けたばかりなの
ですから今は体を御休めください」
「ふ、む。仕方ない、確かに力もまだ完全ではない。準備が整い次第報告せよ。我はしばらくの間
休む事にしよう。準備を急ぐがよい」
『御意』
全員が一礼すると、騎士がいた所に黒いワープポータルが開き5人とも入っていった。

グラストヘイム修道院入り口前
「空牙、計画の方はどうなっている」
「順調です、戦力の方は・・・」
空牙と呼ばれた魔術師が銃を腰に着けた男の方を向く。
「大丈夫だ。心配するな」
「あなたがそういうなら大丈夫でしょう。後は機が熟すのを待つのみです」
空牙が黒牙に向き直る。
「ふむ、鋼牙俺の配下も少しそちらに加えるか?」
鋼牙と呼ばれた銃の男が答える。
「必要ないかな、俺の部隊だけで十分だろ」
「そうか、蒼牙それと紅牙」
蒼牙と呼ばれて聖騎士と紅牙と呼ばれた法衣を着た女が返事をする。
「んー?」
「何?」
「お前達は休め、封印を解く時一番動いてくれたのだからな」
二人は驚愕して黒牙問い直した。
「お、休んでもいいのか?」
「本当?本当に?」
「ああ、良い。嘘はつかん」
黒牙がそういうと、
「よっしゃぁ!久々の休暇だ、呑むぞ!酒だ酒!」
「私も付き合うわよ、呑み比べ呑み比べ!」
騒がしい二人をおいて空牙が黒牙と鋼牙に話しかけた。
「鋼牙、空牙。例の物の調整がしたいので着いて来て下さい」
「わかった」
「はいよ」
空牙がワープポータルを出し3人がその場を去った。
後に残ったのは休暇を貰い喜んでいる酒好き二人だった。 【“RAGNAROK ONLINE”の続きを読む】

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